2020/05/05 10:00

初めに

いつもご覧くださりありがとうございます。アメカジに似合う曲、今日はカナリ暑苦しいグループかも知れません・・・。しかし、ジメジメした季節に聴くのはテンションがぶち上がる曲がいいですよね!今回ご紹介するのは70’s~80’sに活躍した「Salsoul」レーベルからテンションあがる曲をご紹介します。

SALSOUL(サルソウル)とは


元々はMFSBとしてフィリー・サウンドを支えてきたが、Gamble and Huff(ギャンブル&ハフ フィリーソウルの生みの親でもあり作詞作曲・プロデューサーでもある)と契約でもめ、Vince Montana(ヴィンセント・モンタナ)の指揮のもとにニューヨーク発のハウスバンドとして生まれ変わったSalsoul Orchestra(サルソウル・オーケストラ)が中心となったレーベル。1974年、3人の兄弟、Joseph Cayre(ジョセフ・カイリー)、Kenneth Cayre(ケニス・カイリー)、そしてStanley Cayre(スタンレー・カイリー)のカイリー兄弟によって設立された、ニューヨークを拠点とするアメリカのレコードレーベルです。彼らの音楽はDISCOを意識して作られ、後にハウスミュージックを生み出す土壌を作ります。

Double Exposure(ダブル・エクスポージャー)

アメリカのフィラデルフィア系ディスコ・アンド・ソウル・ グループ。 彼らは1976年のヒット " Ten Percent "で最もよく知られています。1961年にレナード "ブッチ"デイビス 、チャック・ウィッティントン 、ジョーハリス、ジミーウィリアムスとグループを結成。1975年にSalsoulレコードと契約し、DOUBLE EXPOSUREとなった彼らが76年に放った大名作の1STアルバム「TEN PERCENT」。そしてもう1曲は「My Love Is Free」。どちらも彼らの代表曲です。私自身SALSOUL系で一番好きなコーラスグループです。とにかく軽快でPOPでキャッチー、無駄にゴージャスなんだけど、SALSOULだから陳腐な演奏にならない。メンバーもアルバムも中身が濃い!!ノリノリになれる名曲ですが、中毒性が高いです。

Ten Percent


My Love Is Free


TenPercent、Everyman、そしてMy Love Is Freeは、このアルバムを手に入れる価値があります。これら3つの曲は、クッキーカッターのディスコテンプレートには含まれていないことを指摘することも重要です。これらのトラックの作成には、多くの作業と献身が費やされました。 また、Walter GibbonsのTen PercentのミックスとTom MoultonのMix of My Love Is Freeも含まれており、どちらもオリジナルのアルバムカットよりも優れています。

Bebu Silvetti(ベブ・シルヴェッティ)

少し時期がずれたかも。ちょっと前まで世間が賑わっていましたが、それとは関係なくご紹介しましょう。SALSOULレコードの名曲「Spring Rain」と「Voyage Of No Return」。日本では「電気グルーヴ」の「Shangri-La」のサンプリングソースとして有名ですね。ジャズクラブでピアニストとして活躍していた、ファン・フェルナンド・シルヴェッティ・アドルノはアルゼンチン出身。フィリーソウルの先駆者達(MFSB)がサルソウルへ流れています。多国籍な凄腕ミュージシャンが集まって作られているので、サルソウルにも傑作が多いのも納得です。

Spring Rain


Voyage Of No Return


クラブジャズの名盤として名高いシルヴェッティの代表作。 リマスターされて、音質もかなり良いです。 内容も勿論のこと、ジャケットもとても素晴らしいです。心の琴線をそのまま鳴らしてるかのような美しすぎるストリングスと 軽快なピアノの音色が絶妙にブレンドされてます。 でもストリングスがここまで前に出るのは表題作のみ。 アルバム全体で見ると、むしろ主役となっているのはピアノです。

THE SALSOUL ORCHESTRA(サルソウル・オーケストラ)

フィリーソウル、ファンク、ディスコ、ラテン。様々なジャンルの音楽のごった煮でありながら、ポップでキャッチーなメロディーと自然と体が動く心地よいリズム。サルソウルオーケストラは1974年に結成され、1982年に解散しました。最高時には50人以上が在籍していたと言われる大所帯ですが、中心となったのはMFSBの元メンバーVincent Montana Jr.(ヴィンセントモンタナジュニア)で、作詞作曲プロデュースまで行い自身もパーカションを実際にプレイしていました。他にも元MFSBのメンバーが多数参加。Norman Harris(ノーマン・ハリス:ギター)、Ronnie Baker(ロニーベイカー:ベース)、アラフォーの皆さんはなるほどザワールドでお馴染み元The TrammpsのEarl Young(アールヤング:ドラム)で彼ら自信も名プロデューサーです。ヴォーカルにはLoleatta Holloway(ロレッタ・ハロウェイ)やJocelyn Brown(ジョセリン・ブラウン)が参加。Soul界の実力派をそろえた豪華なサウンドで現在でも彼らの曲がサンプリングとして使われています。他にもお馴染みの曲が多数あります。

Getaway


Salsoul Hustle


Runaway


奏でるSoundは77年のAlbumですから古いと言っちゃ古いんですが、70年代、80年代のDisco Soundが好きな方には堪りません。何と言っても目玉曲は"Run Away"でしょう。GuestのLoleatta HollowayのSoulfulなVocalも良いですが、GroupのLeader、Vincent Montana, Jr.のMarimbaのSolo Playが滅茶苦茶カッコイイです。Danny Krivit Re-EditはそのSolo Playが長尺となっており、聴き応え満点です。続くのはやはりEarth, Wind & FireのHit曲"Getaway"のCoverでしょう。 EW&FのOriginal Numberには敵いませんが、Inst Numberとしては中々カッコイイと思います。Inst好きにはきっと気に入って貰えるはずです。 私にとっては捨て曲なしの素晴らしいAlbumでありんす。

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