2019/10/10 22:00

始めに

革ジャンやミリタリージャケット、そしてジーンズにワークブーツというファッションが好きな方の音楽と言えば、Rockがすぐに頭に思い浮かぶのではないでしょうか。もちろんロックがアメカジに似合わないと言うわけではありません。しかしながらロック以外にもアメカジライフにぴったりな音楽は多数存在します。アメカジブームが興った90年代。最初は「渋カジ」なんて呼ばれておりました。90年代日本の音楽シーンでは「渋谷系」という今聞くと、謎な音楽ジャンルが人気でした。今回は昔ナツカシ渋谷系にスポットを当ててご紹介します。

渋谷系とはなんぞ?

90年代当時には今のようにインターネットなどはなく、TVや雑誌などが音楽シーンの流行を牽引していました。しかしながらHMVやタワーレコードなどの大手CDショップが独自にインディーズバンドを特集し、販売したところ口コミにより広まっていきます。この大手CD販売ショップHMV渋谷店から発信したことが「渋谷系」の由来と言われています。

渋谷系の代表的なアーティストとは

渋谷系の代表的なアーティストと言えば、ピチカートファイブ。私はピチカートファイブよりは小西さんが活躍した「Readymade」の方が好きだったりするのですが。ほかにはフリッパーズギターやUAなどです。またMONDO GROSSOも当時は渋谷系と言われていました。つまり音楽性でのジャンルワケではなく、当時渋谷界隈で流行していた音楽ということになるでしょうか。

アメカジライフに似合うおすすめ渋谷系その1

小西康陽(Readymade)

小西さんは言わばRemix番長。タンバリンとドンドンドドドドンのような独特のドラムパターン(昔のゴーゴー)が「小西節」と呼ばれ癖になる中毒性の高いRemixが人気です。無類のレコードコレクターでもあり、DJとしても高い人気を持った多彩な方。数多くRemixアルバムを出していますが、おすすめは「Jackson5」。一家に1枚置いておきたい音源です。

小西さんはもちろんですが、モンドグロッソの大沢さんのRemixも収録された、まさに「渋谷系アーティスト」大集合のRemixアルバム。聴いて損はないアルバムです。

アメカジライフに似合うおすすめ渋谷系その2

小沢健二 featuring スチャダラパー

♪ダンスフロアに華やかなヒカリ~♪でおなじみの今夜はブギーバック。様々アーティストがカバーしていますが、発売は1994年。スチャダラパーと、フリッパーズギターの小沢健二がレコード会社の枠を超えたコラボレーション楽曲として発表しました。いまではこのコラボこそ当たり前のように耳にしますが、当時は大変画期的でした。

今では考古学的価値があるように思われるCDシングル。当時はCDシングルと言えばこのサイズが当たり前でしたね。

様々なアーティストがカバーしていますが、可愛らしい女性ユニット「HALCALIfeat.TOKYO NO1SOULSET」もおすすめ!


アメカジライフに似合うおすすめ渋谷系その3

UA

強烈なデビューでした。渋カジブームの火付け役とも言われる藤原ヒロシ氏などのプロデュースの元デビュー。この「太陽は手に月は心の両手に」もいいですが、私はミルクティーも好きですな!当時のPVはYOUTUBEでは閲覧出来ないようなのでJazzヴァージョンを。

 

アメカジライフに似合うおすすめ渋谷系その4

MONDO GROSSO

現在は大沢さんのソロプロジェクトと化しています。2017年久々に活動し、女優の満島さんがヴォーカルを努めていたことで話題になりました。けれど、女優さんやモデルsんがヴォーカルをやってるって結構普通なんだけどねぇ、この辺のクラブハウス系って。それはさておき、KyotoJazzMassiveのイベントバンド的な存在で、大沢さんがバンドリーダーとなり自分達の好きな音楽をカバーしたりしていましたが、1993年に正式にデビュー。1996年以前と以降でかなり音楽性の違いがありますがベスト版である「MG4」は一家に一枚持っておきたいアルバムです。

小西さんと同じく大沢さんも「大沢節」が存在します。このLIFEが好きな方はきっと大沢さんの曲が気に入るはずです。

2017年に久しぶりに出たモンドグロッソのニューシングル。アラフォーの心を鷲掴みにする今流行のマーケティングですね。同時期にジャミロクワイも新しいアルバムを出していたりして、アラフォーから金銭を巻き上げる手口に思わず脱帽。しかしながら買って損な気分にならないアルバムです

渋谷系のその後

渋谷系音楽を牽引していたバンドのほとんどが解散し、それぞれソロ活動を始めていきました。また雑誌やTVなどに頼らず自分にあった曲を探す人たちが増え始めたのもこの頃(2000年以降)です。ライブに行ったりクラブにいったり、マンハッタンレコードに行って視聴したり。情報が少ない時代でしたが、携帯電話も普及し始めたので口コミの速度が飛躍的にアップしました。その後インディーズレーベルも沢山増えてきて、個性的なジャンルの音楽が一気に広がりました。

もちろんカウントダウンTVなどで情報を集める方も多かったようですが、特定の音楽のジャンルに絞ったクラブや、野外フェスで好きな音楽や、仲間を見つける人がかなり増えたような気がします。

最後に

懐かしい渋谷系。リズムやメロディラインで分かれた音楽のジャンルではないのでなんともいえませんが、色々なジャンルの音楽が身近になり選択肢が一気に増えたのは、この渋谷系があったからこそと感じています。しかし日本の曲でしばるとYOUTUBEでは閲覧できない曲が多いので、次回からはやはり得意なSoulやFunk、Hiphop等に戻しますね。この信近エリの「Lights」も大沢さんプロデュースで、すごくかっこいい曲なので是非Amazonで視聴してみてください。しかしインターネットとは、いい時代になったものです。手軽に聴きたかった曲が聴けるなんて、昔は信じられませんでした。