2023/06/13 12:00
古着ジーンズの魅力
古着ジーンズは、新品ではないわけです。以前誰かが着用していたもの。そのため、清潔感がないなどのマイナスイメージを持つ方もいるでしょう。しかし古着ジーンズには、アイテムが持つ奥深さや唯一無二の魅力があります。それが「人と同じものは着たくない」という方のアンテナにひっかかるのです。さらに古着ジーンズならではの歴史やストーリーも、琴線に触れることが楽しみという魅力もあります。
古着ジーンズの選び方
そもそも現在ほど、ジーンズのUSED加工技術が発達していない時代では、色落ちしたジーンズなら古着屋で買うことが当たり前でした。現在ではUSED加工したジーンズと、実際の古着ジーンズは区別がつかないほど。それでもやっぱりお値段もお得だし、古着屋でジーンズを購入する方が多いのも事実。
古着ジーンズを選ぶ際は、サイズや色落ち具合、ダメージの有無などに注意して選びます。好きなブランドを選ぶのもいいでしょう。しかし古着選びはそれだけではありません。古着ならではの選び方をご紹介します。
年代で異なるジーンズのシルエット
ファッションには流行があります。70年代のジーンズは裾が広がったフレアタイプが流行し、80年代には裾が逆に細くなるテーパードタイプが流行しました。90年代にはバギータイプなど太めのジーンズが流行。このようにジーンズの作られた年代によってシルエットが異なります。年代も意識して古着を選び、コーディネートの幅を広げましょう。
ヴィンテージレプリカを選ぶ
501XXなどヴィンテージジーンズの持つ魅力はジーンズ好きならたまりません!しかし、お値段が・・・。そんな方はヴィンテージレプリカモデルを古着でゲットしましょう。今やヴィンテージレプリカモデルの色落ちは本家に迫るものがあり、見分けるのが難しい場合も。それに色落ちが進んでいないヴィンテージレプリカモデルも古着屋で、簡単に見つけることが出来ます。
あえてオーバーサイズを選ぶ
基本はジャストサイズのジーンズを選びます。しかしちょっとサイズアップしたジーンズをコーディネートに加えても面白いですよ。その分トップスやアウターはジャストサイズにするとA型シルエットを意識したコーディネートが楽しめます。
それではここからは、古着ジーンズを使ったコーディネート例をご紹介します。
古着ジーンズを使ったコーディネート例:1
ダメージのある古着ジーンズを使ったデニムオンデニムコーディネート例。ダメージジーンズとしてファッションアイテムの中でも認知されているので、古着らしさは感じされませんが、古着ファッションになれていない方でも真似しやすいコーディネート例です。
古着ジーンズを使ったコーディネート例:2
レギュラー古着を取り入れたコーディネート例。色落ちが進んだジーンズを上手にデニムオンデニムコーデに取り入れています。ハットなどの小物アイテムを上手に取り入れていますね。
古着ジーンズを使ったコーディネート例:3
古着ジーンズを探していると、リペアしてあるアイテムを見つけることが多々あります。リペアしたジーンズは味わいが増し、ジーンズが持つ魅力をさらに引き出してくれるんです。リペア跡があるジーンズは、古着ジーンズならではのコーディネートが楽しめます。
古着ジーンズを使ったコーディネート例:4
古着屋で見つけた、ヴィンテージレプリカジーンズ。色落ちが進んでいないジーンズは、自分なりの色落ちが楽しめるお得感があります。積極的にアメカジコーディネートに取り入れましょう。
古着ジーンズを使ったコーディネート例:5
最近ではヨーロッパ古着も人気。ヨーロッパ古着の中でもジーンズは人気のアイテムです。ヨーロッパ古着のジーンズは、アタリが少ないですが、清潔感のある色落ちジーンズが特徴。世代を問わず着こなしやすい人気のアイテムです。
シルエットの違いを楽しむ古着ジーンズ
年代によって流行のシルエットが変化し、その影響で品番も増えたり、品番はそのままでシルエットだけが変わったり。リーバイスジーンズの古着は面白さがたくさん詰まっています。
LEVI'S(リーバイス)の502は、リーバイス501のジッパーフライバージョン。501とよく似たレギュラーストレートジーンズです。502は1967年に誕生した比較的新しいモデルです。誕生から50年近く経っていますが、何度かのマイナーチェンジを経て今では501と人気を二分するほどになったモデルです。
リーバイス506と言えば、ジージャンを思い浮かべるのですが、ジーンズも存在します。こちらの506は90年代製。現行では細身のストレートですが、こちらは太めのシルエットと全く異なるジーンズです。裾幅も広いワイドパンツのようです。
リーバイス551も比較的新しいモデル。誕生は1961年の発売といわれています。551ZはLEVISで初めての“PRE-SHRUNK(防縮加工)”のデニムを使ったメンズのジーンズです。当時から細身のストレートで、こちらも同じく細身のストレート。現行では551Z1961年モデルが人気です。
リーバイスジーンズの代名詞である501。誕生は1873年のワークカバーオールが原型で、その後1890年のロットナンバー制度採用にともなって、501の名が正式に与えられることとなります。シルエットは年代によって細くなったり、太くなったり、裾がテーパードになったりとマイナーチェンジが多いのも特徴です。
1990年代、日本国内でPBレプリカデニムブランドが立ち上がり、それらに対抗するようにリーバイストラウス・ジャパンが送り出した501の復刻版でしたが、米本国から501のロット番号の使用許可がおりず702となった経緯があります。この復刻モデルは1937年ごろの501を彷彿させるデティールが盛り込まれています。
ヴィンテージレプリカ古着ジーンズ
リーバイスXXデニムに憧れているけれど、本物のヴィンテージは予算的にムリ!という方の要望に応えた日本のジーンズメーカーが、限りなくオリジナルに近い形で現代に蘇らせたレプリカジーンズ。本物そっくりな色落ちが楽しめるうえ、古着ならお得にゲットできるため、アメカジ好きの間でも人気です。
シュガーケーンの初期モデル、1940年代のLee 101B COWBOY 大戦モデルのレプリカジーンズ。
530はブーツにあわせるデニムを想定して企画。膝から下がほぼ垂直となっている、特徴的なシルエットに仕上がっています。ブーツ用ワーク仕様のストレートデニムになります。 トゥームーンのジーンズは#6363オリジナルデニムを使用し、履きごたえのあるジーンズを制作しています。
ロードエースのセルビッチデニムを使用したジーンズになります。 50年代モデルを意識した作りになっており、 シルエットはややゆったりめ。 あまり見かけない ボブソンのヴィンテージレプリカは、アメカジ好きの方はもちろん、周りの人達とは 違うジーンズを履いてみたい方にオススメです。
14.5OZセルビッチデニム、リジッド(ノンウォッシュ)です。フロントはボタンフライ。やや細身のストレートになります。自分なりの色落ちを楽しんでくださいね。
リーバイスが世に初めて送り出した復刻がこの502。私も学生の時に初めて購入したレプリカジーンズでした。日本製のレプリカジーンズに比べると、見劣りするのですが、本家リーバイスがやっと出した復刻モデルだったので、購入した方も多いはず。もちろん現在も根強い人気を持つ復刻モデルです。
最後に
いかでしたでしょうか。古着ジーンズは値段もピンキリですが、ヴィンテージではないモデルでも、魅力がいっぱいです。ぜひあなたも今シーズンは、古着ジーンズでコーディネートを楽しんでくださいね!
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