2021/09/30 12:00

レザージャケットの定番といえばA-2とG-1。どちらもレザーミリタリージャケットを代表するアイテムです。どちらか選べと言われるとかなり難しい。ここではG-1とA-2の違いや着こなしについて解説します。

G-1とは

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G-1は海軍(US.NAVY)になります。US.ARMY.AIRFOCEと競うように開発された、海軍航空隊のレザージャケットです。WWⅡ時に生産されたM-422Aを元に、1951年から採用されたのがこのG-1ジャケットです。インターメディエイトゾーンでの使用を想定し、襟にはボアがついています。ゴートスキンを採用し、滑らかな質感と着心地の良さが人気で、一時は生産が中止されたものの、1984年に復活するという人気の高いレザージャケットです。

A-2とは

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まずは陸軍(US.ARMY.AIRFOCE)から。A-2は1931年にアメリカ軍に正式採用された夏季用のフライトジャケットです。1927年に採用されたA-1の後継として採用されました。約20万着ほど生産されたレザージャケットのベストセラーでもあります。様々な納入業者(コントラクター)ごとに違いがあり、そのデティールの違いも魅力。もっとも大きな特徴は台襟のありなし。もともはホースハイドがメイン素材でしたが、物資不足に連れゴートスキンやカウハイドも使われています。

G-1とA-2の違い

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A-2とG-1はデザインもよく似ており、違いは襟のボアだけでは?というほどよく似ています。ですが、襟以外にも違いがあるんです。ここではそれぞれの大きな違いを解説します。

適用気温域の違い

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A-2とG-1は適応気温域が異なります。G-1は-10℃~10℃までのインターミディエイトゾーン対応に対し、A-2は10℃~30℃のライトゾーンです。つまり冬にはG-1、春秋にはA-2がベストシーズンになります。

素材の違い

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G-1はゴートスキン(山羊革)をメイン素材に使い、ライニングはレーヨンサテン地になっています。一方A-2はホースハイド(馬革)がメイン素材。ライニングはコットンブロード生地になっています。G-1は裏地がサテン地であり、背中にアクションプリーツが入っているので、重ね着してもゴワゴワしにくいのが特徴。A-2はホースハイドの為、使い込むほどに味わいが増す、エイジングが楽しめるのが魅力です。

G-1/A-2の着こなし例

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男の琴線に触れるカッコよさが魅力のレザージャケット。いつの時代も色あせることのない洋服ですので、着こなし方も定番がほとんどです。基本的にG-1、A-2ともに着丈が短いので、シャツの裾はパンツイン。また足元ですが、レザージャケットに近い色を選ぶのが基本です。それではここからはG-1/A-2の着こなし例をご紹介します。

G-1&A-2の着こなし例①

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引用元:pinterest

ヘンリーネックTシャツとジーンズというシンプルな着こなし例。ミリタリージャケットはシンプルな着こなしに限ります。Tシャツといえど、裾をパンツインしておくのが基本です。

G-1&A-2の着こなし例②

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引用元:pinterest

フォーマルなG-1の着こなし。エレガントさとワイルドさを兼ね備えるミリタリージャケットならではの着こなし方です。

G-1&A-2の着こなし例③

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引用元:pinterset

これぞアメカジスタイルの王道コーデ!ワッチキャップとG-1、ブーツの色味が揃っているので、ジーンズのインディゴブルーも際立ちます。

G-1&A-2の着こなし例④

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引用元:printerest

 A-2も基本的に着丈が短いので、インナーの裾に注意が必要です。ジーンズも太すぎず細すぎずのレギュラーストレートがぴったりです。

G-1&A-2の着こなし例⑤

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引用元:pinterest

チノパンとA-2というシンプルな着こなし。エイジングも進み、くっきりと刻まれた腕の皺がたまりません!

G-1&A-2の着こなし例⑥

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引用元:pinterest

いくつになっても、またどんな立場になっても似合うのがG-1&A-2の良いところ。大統領選挙時代のジョン・ケリー氏もG-1を愛用しているようです。外しにスニーカーという着こなしもありですね。

じつは映画でもG-1やA-2は活躍しています。次は劇中で活躍するレザーフライトジャケットの魅力について解説します。

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