2020/04/08 10:00

ファッションと音楽には密接な関係があります。どちらが先かは問題ではありませんが、好きなアーティストたちの衣装を真似したくなるのは、ファンならば当然でしょう。今回はアメカジに似合う音楽『ロカビリー』をご紹介します。

Rockabilly(ロカビリー)とは

ロカビリーは、黒人たちのブルースと白人たちのヒルビリーが合わさってできた造語です。1950年代に入ると、エルビスプレスリーやエディコクランなど人気スターが現れますが、60年代に入り、ベトナム戦争の徴兵や、エレキギターなどを多用するハードロックの波などの影響で、人気に陰りがみえてきます。

ロカビリーの特徴は、なんといってもバンド形態にあります。ギターにウッドベース、ドラムのほか、ホーンなどスウィングジャズバンドと似た形態です。特筆すべきはベースのスラップ奏法。これがなきゃ、ロカビリーじゃないとまで言われるほど、特徴的なベース音がロカビリーの神髄です。

その後、パンクとロカビリーを融合させた『ネオロカビリー』が誕生します。代表的なバンドは『Straycats(ストレイキャッツ)』。優しいノッポのお兄さんがドラム担当のスリム・ジム・ファントム。フランス映画に出てきそうなお兄さんが、ウッドベース担当のリー・ロッカー。やんちゃ坊主の雰囲気が残る金髪のお兄さんがギター兼ヴォーカルのブライアン・セッツァーです。今回はストレイキャッツにスポットをあて、彼らの素敵な音楽をご紹介します。

涙のラナウェイ・ボーイ(RunawayBoys)

80年代に入り、ロカビリーにも新しい波が押し寄せます。パンクとロカビリーを融合させた『ネオロカ』で一躍人気になったストレイキャッツ。邦題が『涙のラナウェイ・ボーイ』というこのアルバムは、1981年に発表された彼らのデビューアルバム。アルバム名にもなっている『Runaway Boys』は、デイブ・エドモンズプロデュースによるヒット曲です。


とにかく無茶むちゃかっこいい曲です。デビューアルバム1stアルバムにして全英9位を記録した作品です。

気取りやキャット(Stray Cat Strut)

同じくデビューアルバムである涙のラナウェイ・ボーイから、『気取り屋キャット(StraycatStrut)』です。同じくデイブ・エドモンズプロデュース。こちらは全英11位。特にグレッチのねば~いギターソロの音色が最高です!この『ビルト・フォー・スピード』は、1982年アメリカでのデビューアルバム。『気取り屋キャット(StraycatStrut)』は全米で3位となりました。


Official Videoの中の袖をカットオフしたイタリアンカラーのシャツやドレープのかかったパンツ。テディボーイスタイルのまさにお手本ですね。

セクシー&セヴンティーン (She'S Sexy and 17)

『セクシー&セヴンティーン』 (Rant N' Rave With The Stray Cats) は1983年に発表された3rdアルバム。ホイールを盗んでいるジャケットがカッコよく一番のお気に入りジャケです。邦題と原題がまったく違う曲を指しているのが興味深いですよね。デビューアルバム同様、ゴキゲンな曲が多いアルバムですが、やはり1番は『セクシー&セヴンティーン』でしょう。


プロデューサーはデイブ・エドモンズ。ストレイキャッツとデイブ・エドモンズのタッグは間違いありません!

最後に

いかがでしたでしょうか。ほかにもいい曲がたくさんあるのですが、文字数の関係上ここまでに。ロカビリーのDNAを受け継ぎながらも、新しいジャンルの音楽になっているネオロカビリー。私は彼らに憧れて、だけども中古楽器屋で購入したのはエピフォンだったり。そしてイカ天に出演していたとあるバンドが、ストレイキャッツと同じ3ピースであり、しかもギターはグレッチだったという理由でファンになったこともあります。その話はまたの機会にいたしましょう。


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