2022/03/23 12:00
最近は腕時計をしないという若者が増えているようですね。寂しいかぎりです。宝石などのアクセサリーをあまり身に着けない男性にとって、腕時計は単なる時間を確認するためのアイテムではありません。センスやこだわりが現れるのが腕時計といえるでしょう。今回はアメカジファッション、特にミリタリースタイルに似合うミリタリーウォッチをご紹介します。
ミリタリーウォッチが生まれた経緯
そもそも時計を腕に取り付けるという発想は、戦争を機に生まれました。第一次世界大戦開戦当初は、古い時代の戦争で、兵隊たちにはラッパなどの音で作戦の指示を伝えていました。ところが、この戦争は近代戦に突入します。作戦行動も隠密性を重視するようになります。そのとき作戦開始の時間を揃えておく必要があります。懐中時計では、時間の確認が面倒くさい。そこで簡単に時間を確認できる腕時計の登場となったのです。
今日では、兵士用に開発された腕時計や、同等のスペックを持つ腕時計を「ミリタリーウォッチ」と呼ぶようになりました。高度なスペックを持つ腕時計や、使い捨て腕時計など様々な用途の腕時計が生まれています。
ミリタリーウォッチの魅力:1
なぜ、ミリタリーウォッチは愛されるのか。その1つの理由に「質実剛健さ」があります。過酷な環境下でも、時を刻み続けるタフさと、時間を確認するという機能性を重視し、コスト削減のため余分な装飾を省きシンプルなデザインであること。アメカジ好きにとってのキーワードである「ヘビーデューティー」が詰まっているのです。
ミリタリーウォッチの魅力:2
もう1つの魅力は、完成されたデザイン性です。完璧な機能美を持つミリタリーウォッチは、完成されたデザインのため、流行に左右されません。アメカジスタイルでもミリタリーウォッチは、ミリタリースタイルだkでなく、ワークスタイルやアメトラスタイルにもぴったりマッチ。ミリタリーウォッチは、時代やスタイルを問わず、コーデに取り入れやすい腕時計です。
アメカジに似合うおすすめミリタリーウォッチ5選!
普段安全な街中で着用するには、オーバースペックともいえるミリタリーウォッチ。ですが、完成された機能美は、質実剛健であり、ヘビーデューティーさがきらりと光る一品。コーデのランクをあげること、間違いありません。それでは、ここからはアメカジ好きにおすすめのミリタリーウォッチをご紹介します。
1.TIMEX(タイメックス)オリジナルベトナムキャンパー
ベトナム戦争中、兵士に支給されたモデルの復刻です。このモデルは安価な機械式腕時計として開発され、壊れたら捨てるという使い捨て腕時計として有名なミリタリーウォッチです。復刻モデルは機械式ではなく、クォーツですが、ドーム型のプラスチック風防、文字盤、ケース、外装に至るまで忠実に再現しています。価格も1万円以下!ミリタリーウォッチの定番中の定番モデルです。
2.MWC(ミリタリーウォッチカンパニー)G10
1974年スイスのチューリッヒにて設立され、世界中の様々な国の軍隊を初め反テロユニット、警察部隊などにタフな軍用時計を供給しているMWC。中でも名品として名高いG10のレプリカモデルです。価格も2万円程度とお求めやすい価格なのも魅力です。イギリス軍特殊部隊や下士官などに支給された高級モデルです。
3.MWC(ミリタリーウォッチカンパニー)MIL/1966(MkⅢタイプ)
同じくMWCの安価なミリタリーウォッチ。1万円以下のお求めやすい価格も人気の秘密です。ムーブメントが、機械式からクォーツに変更されてはいますが、IWCパイロットウォッチを意識した文字盤、ケース、外装に至るまで忠実に再現しています。イギリス軍のしるしであるアローポイント(矢印)が印象的なミリタリーウォッチです。