2020/09/01 09:00
ミリタリージャケットと言えばスコードロンパッチ
特にフライトジャケットでは多く目にするスコードロンパッチ。そもそもスコードロンパッチとは、部隊章だったり、特別な作戦を表すマークだったり、様々です。特に第2次世界大戦中のスコードロンパッチは、現在でも高い人気を誇ります。ユニークなキャラクターを使っており、ディズニー関連も多い(ディズニーはなんだか否定しているようですが)。素材もフェルトで作られたものや、レザーで作られたものなどこちらも種類が沢山。先日、ちょうどスコードロンパッチの画像を探していました。と、いうのも「自分で作れないか?」とアホな私は思っていました。今回は簡単にレザースコードロンパッチを作ってみよう!というものです。
自作スコードロンパッチに必要なもの
レザースコードロンパッチを販売しているサイトやオークションでは、1万円以上します。かなり本格的なスコードロンパッチですので、当然です。ここで紹介する「自作スコードロンパッチ」は簡単なスコードロンパッチなので、本格的なスコードロンパッチに比べると、見劣りします。ですが、材料費は何百円程度。使う専用工具などもいれても数千円です。
1.エレコム アイロンプリントペーパー
「かんたんシリーズ」えぇ、この「かんたん」に心揺さぶられました。アイロンプリントで作ってしまおう!という訳で説明書を読みながらこれに印刷します。
2.ハギレ革
白い革のハギレでも良いのですが、ベージュを選択。というのも少し色あせたヴィンテージ感を出したかったので。果たして革にうまく転写できるのでしょうか?気になる転写ですが、転写シートの説明書によると、「綿100%もしくは綿50%と記載してあり、防水処理したものや、ポリエステル100%などの対応していない生地には使用できません」との旨が記載してあります。つまり革はOKなんです。
3.アイロン
転写するために必要です。当然アイロン台も準備しておきましょう。
4.菱目うち
レザーを縫い付けるために、糸を通す穴を開ける器具です。無ければ千枚通しでも構いません。
【HappyHome】 レザークラフト 工具 菱目打ち コバ磨き ヘリ磨きセット (3mm)
5.プラハンマー(木槌)
菱目うちを使うときや、縫い終わった後の仕上げに使います。
6.トコフィニッシュ&ヘラミガキ
革の毛羽立ちを整える薬剤。切り口をヘラを使って整えるレザークラフトの必需品です。ヘラミガキは、菱目うちの穴を開ける下書きが出来ます。
7.縫い針&蝋引きした糸
縫い針は2本あると縫いやすく、便利です。蝋引きした糸は手芸センターなどで手に入ります。
スコードロンパッチを自作しよう!
まずは、好きなスコードロンパッチの画像を転写シートに印刷します。印刷の仕方は、転写シートの取り扱い説明書に従います。もっと大きくしようと思っていたのですがハガキサイズです。『この時代のこの種類のジャケットにこのパッチは無い!』とか言う話はミリオタどもに任せます。好きなパッチを好きなジャケットに付けりゃイイんです!
印刷された転写シートをハギレ革にアイロンを使って転写します。しっかりと熱が取れるまでしばし待ちます。ここで焦ってシートを剝がすと、すべてが無駄になったしまいます。ここは慎重に作業しましょう。革でもうまくプリントできるんです。ベージュの革行うと、ヴィンテージっぽい色あせた雰囲気が出ていてGood!
スコードロンパッチの原画を参考に。さて、お次は、カットです。カッター、ハサミ、など色々ありますが、私は彫刻刀でカットしました。
トコフィニッシュを塗り、へら付きヘリミガキで毛羽立ちを整えます。ゴシゴシ磨き終わったら、ヘリミガキで菱目打ちのあとをつけていきます。ここからはレザークラフト入門とか読んで見るといいですね。