2020/08/25 11:57

始めに

ファッションと音楽って近い関係にあるんじゃないかと思います。 ファッションにコダワリがある人って、大抵好きな音楽にもコダワリがあって。 好きなファッションと音楽とつながりがあるってことはライフスタイルにコダワリがあるのでしょう。 ところで皆さんは音楽を聴いて、目頭が熱くなるような経験ありますか? そうそう無いんですけど、私はあります。

1.GOOGIE AND TOM COPPOLA/Let This River Flow

クーギー&トム・コッポラ「Let This River Flow」の紹介です。 Soulの名曲、名盤でしょう! クリスチャンであるこの夫婦。 ささやくようでキュート可憐な奥様グーギーのヴォーカル そして旦那さんアレンジャーでもあるトム・コッポラによる浮遊感漂うエレピのメロウな世界観。 ストリングスの演出も爽快心地いい! 理想の夫婦ってこういうのを言うのではないかと思うんですよ。 趣味が似ているとか 仕事が一緒に出来るとか そういうのも大事ですが 見ている世界観が一緒というのは羨ましい!

Paul Jackson Jr(ギター)

Michael Breeker(サックス)

Paulinho da Costa(パーカッション)

Dorothy Ashby(ハープ)

つぼを突いた腕達者たちが要所要所に配されており、アルバム全篇を通して捨て曲ナシの名曲揃いの一枚。ってかこの夫婦1作のみなんです。(1980年作品) アルバムタイトル曲である「Shine The Light Of Love」 奥様クーギーの声がなんといっても可愛い、いやはや、ノリノリである。 Special Thanksの筆頭には "The Lord Jesus" の記載が。 コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック (contemporary Christian music)と言うのは、日本人にはちょっと良く分からないけど、盆踊りの曲みたいなニュアンスかな?いや違うか!?

それはもうひたすらに気持ちいい。 1曲目のタイトルのリフレインがぐるぐる頭の中を回る。 これがまさに「グルーヴ」。惹句にあるようにAOR・フリーソウル再評価の文脈で、 レコード発表から30年後にまさかの初CD化。 内容はクリスチャン・コンテンポラリー・ミュージックなので、 詞は宗教色が色濃いが、サウンドはグーギー(妻)のハイトーンヴォイスと トム(夫)のエレピを中心としたキーボードにただただ身を任していればよい。 40分足らずの長さで思わずリピートしていた…。

2.AliceClark/Never Did I Stop Lovin' You

70年代の初めのSoulアルバムの中でも名盤として語り継がれる1枚。 彼女の豊かでソウルフルな歌声は、聴く人全ての心を揺さぶるでしょう。 ジャズのセンスとブルースの魂を感じさせ、Soul/Popの伝説的な1枚となりました。 メインストリームレーベル創設者ボブシャッド。ジャズのアレンジャーでもある彼が手がけたこのアルバムは当時ジャニスジョップリンの人気が高かった為、対抗馬としてアリスクラークをプロデュースしたのではないかというのが一般的な噂?です。 これほどの歌唱力がありながら、その後の活動が無く、ミステリアスな女性。 2010年にすべての曲を網羅したLP、CDが発売されました。 そんな中から私の好きな1曲はコレ!

「Never Did I Stop Lovin' You」と{Don'tYouCare」です。 そうです、初めて聴いたときは目頭が熱くなりました。 勿論いまだにちょっとウルっときますが。 もちろん、他の曲もイイ曲揃い。 Soulが好きな一家に1枚のアルバムです。 いい音楽は、ウンチク関係ないのですよね。ここまで書いておいて今更ですが・・・。 では、じっくりと聴いてみてください。

本作はそのアリス・クラークが残した数少ない音源を根こそぎサルベージしましょうというたいへんありがたい企画となっております。内容は「アリス・クラーク」から既発の10曲、プラスそれ以前に録音された6曲(1曲はインスト)の計16曲。私の持っている可逆圧縮音源(CD借りた)が99年モノか07年モノかちょっとわかんないんだけども、今回のリマスターによって音質は確実に向上しています。中域の豊かな、コシのあるサウンドで、マスタリングエンジニアはたいへん良い仕事をしてると思いました(個人的には前の根性無しな音もあれはあれで捨てがたい)。

3.Odyssey/Battened Ships

1972年 モータウン全盛期 モータウンの新設レーベル、モーウェストより幸福感を湛えたフォーキー&ファンキーなポップ~ソウルミュージック。 ジャンル関係ない大らかなで自由な曲調。この曲はジーン・ペイジがアレンジを担当。 ホーンやフルートの入り方が好きな曲。 橋本徹編集の「Freesoul」で一気に有名になったこのOdyssey。もちろんワタシもその口でして。「Our Lives Are Shaped By What We Love」もしっとりとした名曲。 これが黒人白人混成7人組グループOdysseyの唯一のアルバム。Soul好きな方の国歌的な存在です。

これでもか!といわんばかりの60年代ソフト・ロック直系の抜群ハーモニー・ポップ満載で アコースティック・疾走グルーヴやオルガン・ポップ、カントリー、メロウ・グルーヴ、 ハッピー・ソング、ラテン・ジャズなど 明らかに雑食すぎるゆえ、ソウル好きより70年代ポップ好きに度ストライクなはず。 ほんと捨て曲なしの名盤なので 少しでも70年代ポップやソフト・ロックが好きなら 騙されたと思って買ってみてほしい。

4.Syreeta Wright/Harmour Love

少し大げさに言えば、映画のように「人生にはBGM」が必要だ。 何気ない日常も「今のシーンにあうBGMはどれだろう?」と考え頭の中でBGMを流せばドラマチックになる。 只歩いているだけのシーンも、どのようなBGMをつけるかで印象がガラリと変わるように。名曲、いい曲が多すぎて紹介しきれないほど。 特に有名で、彼女の良さが出ているなぁと思う1977年アルバム「ワン・トゥ・ワン」から、この「Harmour Love」。 明るくハッピーで優しさに溢れる名曲だ。彼女かわいい歌声が如何なく発揮されており、スティービーはサビのコーラスで歌声が聴け、それがまた素晴らしいハーモーニー。

この曲は情緒溢れる曲。可愛い歌声。スティービーワンダーが惚れ込んだシリータ・ライト。彼女の歌声は小鳥が囀るように、優しくするっと耳に入ってくる。 スティービーワンダーと1970年に結婚、2年後離婚。離婚後も仲が良く、一緒にアルバム作成をしたりしている。彼女の曲を日常生活に取り入れ、日々のBGMにして頂きたい。 何気ない日常も、きっと愛に溢れる情景に変わることだろう。

1977年作 シリータの3枚目のアルバム リオン・ウェアがプロデュースで バックがDAVID.T.WALKER/レイ・パーカ/チャック・レイニー スティービワンダーが勿論製作とくれば 凄いアルバムに決まっています♪心地よいグルーヴ 名盤中の名盤です。 お安いうちに買っといたほうがいいです。

5.Clarence Wheeler & The Enforcers/RightOn

シカゴジャズ/ファンク/グルーブバンド、1970年代に活躍していたということしか分からない謎多きバンド。バンドリーダーのClarence WheelerはSAX奏者で作曲を担当。 とにかくホーンからリズムから、全てがかっこいい。ジャズに分類されると思うのですが、多分ジャズを聴くと言う人はおそらくこの曲を知りません。とにかく重厚感のあるグルーヴを生み出すバンドです。アルバム全てが素晴らしい傑作です。

「Hey Jude」からクールな2曲目はちょっとジョン・ロードな感じ、3曲目はジャック・マクダフらしいムーディーな、4曲目は女性コーラス付のファンク。からのボサノバ!ととにかくバラエティに富んだ展開はカテゴライズ不能。 そして「Doin’ What I Wana」はとにかくカッコいいジャズファンク。 元はシカゴでJACK MCDUFFのバックで演奏していたシカゴ出身のサックス奏者クラレンスさん。 GANG STARR 、DIAMOND D、NAS、QUEEN LATIFAH、さらにはPETE ROCK & C.L.SMOOTHまで拝借したネタの数々も楽しめる。 困った時はこれを効いておけばいいくらいの万能なジャズファンク名盤です。

最後に

いかがでしたでしょうか?どれだけ年月を隔てても色あせることのない珠玉の名曲ばかりです。CDやストリーミングなど様々な方法で簡単に入手できる曲ばかり。しかもアルバムで購入してもお求め安いというのがいいですね。ぜひここで紹介した曲でアメカジライフを満喫してくださいね。

よろしければショップのフォローお願いします!

アメカジライフ 応援します