2020/02/14 09:00
引用元 http://usww2uniforms.com/
始めに
1940年代、第２次世界大戦中に開発されもっとも危険な任務である、パラシュートを使って敵地の真ん中に乗り込むという任務に就く猛者たちが着用したパラシュートジャンパーコートM-42。機能性はもちろんですが、機能を追及し無駄を省いて出来上がったこのミリタリージャケットは「機能美」を表現するに相応しいジャケットになりました。今日はパラシュートジャンパーコートをご紹介します。
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パラシュート部隊とは
別名”空挺部隊”とも呼ばれ、軍の中でもエリートに属します。パラシュートやグライダーを使い、敵地深くに進入。工法撹乱要衝の制圧などを任務とする歩兵の一種です。飛行機から降下する部隊を”エアボーン”といい、ヘリから降下する部隊を”ヘリボーン”と言います。
アメリカの空挺部隊の基盤を造った人物であり、『空挺の父』と呼ばれたウィリアム・リー少将は、第101空挺師団を結成し、ノルマンディー上陸作戦、マーケット・ガーデン作戦、バルジの戦いなど、西部戦線における主要な降下作戦・防衛作戦で活躍しました。
引用元 https://www.cjb.net/
パラシュートジャンパーコートの特徴：1
通称"エアボーン"や"パラトルーパー・ジャケット"と呼ばれているこのコートは、ミルスペックラベルに記載されている通り、空挺部隊が上空から地上に降り立つ際に着用されていたモデルなります。降下中に空気を溜め込むことのないよう、キュッと絞られたウエストに、前面に配された大型の4つのパッチ・アンド・フラップポケットも特徴的で、すべてにマチ、プリーツが付いており、たくさんの装備品を収納した際に、ポケットが広がるように設計されており、胸ポケットは完全武装した場合に出し入れをスムーズにする為、斜め45度の角度で取り付けられています。
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パラシュートジャンパーコートの特徴：2
そしてフラップに設けられた切り込みは、ペン刺しと手榴弾のハンドルを出せるようになっています。 また襟元には収納スペースを設置。これはパラシュート落下時、 樹木や建設物などに引っかかり、宙吊りになった際に パラシュートのヒモを切断するためのスイッチブレード （飛び出しナイフ）を収納する為の物となります。
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パラシュートジャンパーコートの特徴：3
現代にも通じる機能性の高さ、デザインは戦争が終わった後数々のジャケットデザインに採用されました。特にオートバイに乗る際、ポケットからの出し入れが容易、裾部分から風を巻き込まないなどの理由からライダースジャケットにはパラシュートジャンパーとの類似点が多く見られます。画像は若き日のスティーブ・マックィーン。愛用しているライダースジャケットはイギリスの”バブアー”ですが、パラシュートジャンパーコートとの類似点が多いことがお分かりになるでしょう。
パラシュートジャンパーコートの特徴：4
これら細部にわたるまで多くのディテールが集約されたミリタリージャケットは他のジャケットと比べても非常に再現の難しいジャケットです。Buzzrickson'sのパラシュートジャンパーコートは実物を充実に再現しており、完成度の高いジャケットです。肩部には”第１０１空挺部隊のスコードロンパッチが付き、背中にはかっこいいステンシルがプリントされています。
ミリタリー好きはもちろんですが、バイク乗りにもおすすめのジャケットです。特にカフェ・レーサースタイルに非常にマッチしますよ！
パラシュートジャケットの着こなし例
パラシュートジャケットは大人に似合うミリタリージャケットです。その為、インナーはスウェットやトレーナーなどより、ボタンダウンシャツなどキレイ目と合わせた方がかっこよく決まります。ボトムスはジーンズなどと相性がいいですが、足元はレザーブーツや革靴などがしっくり！大人っぽさとワイルドさを併せ持ちたいアナタにぴったりな１着です。
