2019/11/19 10:00

保存版!ゴアテッックスの『撥水を取り戻せ!』

新品の時は、あれほど雨を弾いていたゴアテックスのレインウェア。何年も使っていると、撥水機能がだんだん低下していきます。決して安くはないゴアテックスのアウターですし、使っていれば愛着も湧いてきます。日ごろのメンテナンスがしっかりできれば、より長く着用できるようになります。1番の基本はやはり、使ったらしっかり洗う事ですが、各工程を丁寧にすることで、生地の寿命は格段に伸びます。今回はゴアテックスのアウターウェアについて、お手入れ方法をご紹介します。

ゴアテックスの洗剤について。

b4184f7488f69d1542e0f69d89808872_s_20181030131616fa3.jpg 
一般的には通常の中性洗剤で大丈夫です。しかし柔軟剤は撥水加工の機能低下させる恐れがあり、また漂白剤は生地にダメージを与える可能性があるため、使わないことをお勧めします。さらに特に大事にしたいと言う方にはゴアテックス専用の洗剤が各社から出ていますのでチェックしてみましょう。

ゴアテックスを家庭で洗濯する場合

274263b79cf0897d668cb8bdc4dbf08e_s_20181030131615d40.jpg 
基本的にゴアテックスは洗濯機で洗って問題ありません。生地を痛めないように、ファスナーやテープ部分を閉じてから、洗濯ネットに入れて洗ってください。すすぎを充分することも大事です。生地に洗剤が残っているとで、ゴアテックス生地の劣化が早まってしまいます。また脱水は、軽くがおすすめです。

ゴアテックス衣料の乾燥は?

ゴアテックスは熱を加えることで、水を弾くための生地表面にある、微細な凸が立ち上がります。ですから熱を加えると、ある程度撥水性が、回復します。もし自宅に乾燥機があれば、低温でかけてください。自然乾燥の場合は、風通しの良い場所で日陰干しを。さらに乾いたらの当て布をして低温でアイロンをかけると、乾燥機と同じ効果で撥水性が蘇ります

ゴアテックスの撥水を取り戻す撥水剤

長年使っていると、ゴアテックス本来の撥水機能は、どうしても劣化してきます。熱を加えても撥水機能が戻らなくなってきたら、撥水剤を試しましょう!お洗濯する際に入れるウォッシュタイプや、乾燥させるときに吹きかけるスプレータイプなど、各社様々な撥水剤を販売でしています。

ゴアテックスの保管について

faac111b620f23ab386cf7fb721dad53_s.jpg 
シーズンが終わった後など、長期間保管する場合は、必ず洗濯をして汚れを落としてからにしましょう。直射日光は色や、生地の劣化につながります。折りたたまずにハンガーにかけ、日陰で風通しの良い所で保管しましょう。また生地が破れたり、縫い目の裏にあるシームテープが剥離してきたら、部分修理はできません。その場合は新しいシームテープに貼りなおすか、新品を購入することをおすすめします。

防水スプレーに関して

防水スプレーによっては、ゴアテックスアウターに使わない方が良い場合があります。なぜならば、透湿性が低下する場合があるからです。それにムラができる可能性が高く、合理的ではありません。しっかりと汚れを落とし撥水性を復活させるダイレクトウォッシュ。こちらをおすすめします
ゴアテックスなどの、撥水ウエアー専用の洗剤になります。もちろんウェア以外にも、テントなどでも使用可能です。ゴアテックスが本来持っている撥水性を損なうことなく、家庭用で洗うための洗剤です。お値段も2,000円台とお求めやすくなっております。1本で3~4着程度洗濯可能です。

ゴアテックスの洗濯手順

洗濯前の確認

f7451c3d21360c6c505a5a2489d1f048_s_2018103013161397a.jpg 
ウエアに表示されているタグを確認してください。 次にベルトクロストラップやファスナーなどを全てしっかり閉じます。 洗濯機にウエアを投入します。洗濯機にウェアを入れ、数量をセットして、1~2着なら20リットル前後、3~4着なら45リットル前後を目安にします。きれいな水で洗濯し、汚れのひどい箇所は、前もって原液を直接塗っておくとより効果があります。

テックウォッシュ(洗剤)を投入!

洗濯機の標準コース脱水なしをセットしてから、テックウォッシュを投入します。洗剤の使用数量ですが、ゴアテックスウェアが1着から2着なら、150ミリリットル(キャップ3杯が目安)に。3着なら250ミリリットル(キャップ5杯が目安) 3~4着なら300ミリリットル(ボトル1本)を洗濯機内に投入します。

終了確認

洗濯機内から、ゴアテックスウェアを取り出し、洗剤がしっかり落ちていることを確認します。 洗剤が落ちていない場合は、再度すすぎを行います。これから引き続き、撥水処理も併せて行う場合は、濡れたまま処理を始めます。撥水処理を行わない場合は脱水、乾燥に回しましょう。

ゴアテックスの撥水処理手順

撥水剤使用

次はご家庭での撥水処理です。洗濯手順と同様、ベルクロストラップ、ファスナーなどをしっかり閉じ、洗濯後の濡れたままのウェアを洗濯機に投入します。 ウェアが3着以上ある場合は2回に分けましょう。1度の撥水処理は、最大2着までを心がけて下さい。洗濯機の水量ですが35リットル前後を目安にし、通常の標準コース(脱水なし)をセットして行います。
洗濯機内の水がたまったら一時停止して、TXダイレクトウォッシュイン300ミリリットル(ボトル1本)をよく振ってから投入し、洗濯をスタートします。

終了確認

余分な撥水剤が落ちていること、付着してない事ことを確認します。もし落ちていない場合は、再度すすぎを行ってください。

乾燥させる

洗濯タグに記載されている洗濯表示に従い、乾燥させます。自然乾燥の場合は、直射日光避けて、風通しの良いところで陰干しします。ハンガーにかけた後、落としきれなかった撥水剤を発見した場合は、よく絞ったウェスで拭き取ります。

撥水剤を吹き付ける場合

0d94b1b6091db4cd2e2416523e6ad7bb_s_201810301316128ac.jpg 
ゴアテックスの撥水性を回復させる、スプレータイプの撥水剤です。 使い方は液体タイプとほぼ一緒で、洗濯後濡れたままのゴアテックスウェアをハンガーに吊るし、スプレーノズルの帰って回転式キャップを開けて、ウェア全体にスプレーします。洗濯機を使わず、手洗いする方にオススメです。

洗剤とスプレーの使い分け方

ゴアテックス用洗剤と、ゴアテックス用撥水剤との違いは、洗剤はあくまでゴアテックスを洗うため。撥水剤は洗濯後に、撥水・防水を付着させるもの、その違いがあります。この順番を間違えると、ゴアテックス本来の撥水性は戻りません。まず洗濯をして後に、撥水処理を行う事。ゴアテックスのお手入れの大事な手順です。

ゴアテックスをクリーニングに出す場合

ゴアテックスをクリーニングに出すことも可能です。その場合は専門店に任せるのが良いでしょう。気になる価格なんですが、ゴアテックスのレインウェアの場合およそ2,000円位から、マウンテンパーカー等のハードシェルの場合は3,000円位から、ゴアテックスを使用したバックパックは4,500円くらいから、テントは7,000円位からが相場となっています。

ゴアテックスおすすめ洗剤・スプレー

 

ゴアテックス仕様のウェアにも使える構成の撥水・耐汚スプレーです。簡単なスプレータイプにもかかわらず、撥水効果が長持ちします。ゴアテックス素材の持つ特性の防水透湿性・防風性のを阻害しませんので、安心してご利用いただけます。お値段も1,000円台と大変お求めやすい価格です。

ニクワックスのダウンウォッシュダイレクトはゴアテックスを使用したダウンジャケット、ゴアテックスを使用してない通常のダウンジャケット両方に対応しています。強力な洗浄力と撥水効果が期待できる環境にも優しい洗剤です。お値段も1,000円台とお求めやすくクリーニング代の節約にいかがでしょうか。

 

ニクワックスダウンプルーフはダウン用の撥水剤なります。ダウンジャケットはもちろんダウンを使用したシュラフにもご利用いただけます。

※冬用のダウンシュラフはクリーニング店などの専門店へご依頼ください。

ゴアテックスウェアの生地裏側にあるシームレステープは、早ければ5年、遅くても10年経過すると剥がれてきます。本来このときが買い替え時ですが、シームレステープを張り替えることで、長持ちさせることが出来ます。あて布をし、アイロンで接着させるのはコツが必要ですが、慣れれば簡単で便利なアイテム。ゴアテックス生地のほつれや破れ補修にも使えるので、持っていて損はありません。

最後に

ゴアテックスのお手入れ方法いかがでしたでしょうか。ちなみに私の場合ゴアテックスウェアは15年持ちました。 ここでご紹介した洗剤や撥水剤をご利用頂き、手順を守ればあなたの愛用しているゴアテックスウェアもきっと長持ちすることと思います。クリーニング代の節約にもなりますが、ご自身でお手入れすれば、もっと愛着が湧きますよ!