2022/12/21 18:00
コーディネートが地味な色合いになりがちなこの季節。どうしても冬は黒や灰色だけのコーディネートになりがちです。そんな冬コーデにアクセントを添えるのは柄物ニット。いつの時代も変わらない定番として人気の高いフェアアイル柄をご紹介します。
フェアアイル柄とは
フェアアイル柄は、イギリススコットランドのシェットランド諸島の1つであるフェア島(Fair Isle)が発祥とされています。複数の色のパターンと、400年以上の歴史をもつ伝統的な柄。1921年にプリンスオブウェールズ(後のエドワード8世)が公の場で着用したことで一気に知名度があがりました。フェアアイル柄は幾何学模様が数段に渡っていることが最大の特徴です。
このモチーフの由来は様々な説があり、フェア島に住む人たちの家紋、多くの希少種の鳥も住むというフェア島の自然風景、ノルディック柄を思わせるようなエイトスター(雪柄)、スペインの無敵艦隊敗北後に伝えられたともいわれるムーア式の矢などです。ニット・セーターはもちろん、ソックスやベストなどのファッションアイテムなどに取り入れられています。
おすすめフェアアイル柄:1
沢山の色糸で幾何学的な模様を編み上げて作り出すデザインこそ、フェアアイル柄の魅力です。70年代になるとウールからアクリルなどの化繊に変わり、機械織りになります。ヴィンテージセーターを古着屋で探し尋ねるのも楽しいですよ。
おすすめフェアアイル柄ニット:2
スコットランド北のシェトランド諸島のフェアアイル(フェア諸島)を発祥とする伝統的なフェアアイル・セーターの編込み模様がフェアアイル柄。パッと見でわかる秋冬らしい雰囲気やノスタルジックな雰囲気も素敵ですね。古着屋で自分の好みに合う1着を見つけましょう!