2022/03/17 10:03


古着が流行しています。古いワークジャケットを古着屋で購入したり、ネットで購入する方も多いでしょう。酷使されたワークジャケットは味わいがあり人気も高いですが、ジッパーが壊れやすくもなっています。ここでは古着ワークジャケットのジッパー補修方法を解説します。

Carhartt(カーハート)

カーハートは1889年に誕生し、120年以上の歴史を持つアメリカのワークウェアブランド。ダック地を採用した定番ワークウェアを筆頭に、現在もほぼ形を変えずにタフな製品を生産し続け、現役のオーセンティックアイテムとして今もなおアメリカのワークシーンを担っています。

スライダーの破損!


金属製ファスナーは銅と亜鉛の合金が多く使われています。亜鉛の割合が大きいと割れやすい。なので古着でジャケットを購入するとファスナーが割れるということは少なからず発生します。でもご安心を!ファスナーのスライダーは簡単に交換できるのです。

スライダーの交換


今回のファスナー自体を交換するのではなく、スライダー部分のみの交換です。これなら誰でも簡単に出来ちゃうんです。準備する工具はペンチのみ。それでは手順を解説しましょう。

スライダーのサイズ確認


ファスナー・ジッパーにはサイズがあります。サイズの確認方法はスライダーにあります。スライダー部分をよく見ると数字が書かれています。この数字がスライダーのサイズになります。カーハートアクティブジャケットのスライダーは6。ですが、6号のスライダーが見つからないので5号のスライダーを購入。果たして上手くいくのか!?

留め具を外そう



スライダーをはめ込むには、ジッパー上部にある留め具をペンチで外す必要があります。ちょっと力のいる作業ですが、頑張って外しましょう。今回は左右両方の留め具を外しましたが、向かって左側だけで十分です。

新しいスライダーのはめ込み




留め具を外したら、外した部分からスライダーをはめ込みます。スライダーの後方からはめ込むようにしましょう。はめ込みが完了したら、スライダーの動きを確認。実際にジッパーが開閉できるかどうか確認しましょう。今回は本来6号のスライダーが入手出来ませんでしたが、5号でも問題無かったので一安心です。

留め具の取り付け


問題が無ければ新しい留め具を取り付けます。ペンチを使って取り付けます。ここまで出来ればスライダーの交換は完了です。お疲れ様でした!