2024/01/31 18:30
▼ 【ピーコートとは】
ピーコートは、イギリス海軍やアメリカ海軍などが軍服として使用していました。
また、フランスのブルターニュ地方の漁師たちが防寒用として着ていたことで有名です。
Pコートの始まりのはヨーロッパ海軍のセーラーにあり、セーラーのディテールの名残が存在しています。
セーラーカラーには、甲板上で風や波音、船の騒音の影響によって音声が聞き取りにくい際に、襟を立て集音効果を得るための設計が施されています。
Pコートには、おなじく集音効果を高めるために大きな衿の設計が施されています。
大きく立てて着用できる衿のPコートはクラシックと言えるでしょう。
▼ 【風の侵入を防ぐ前立て】
船上における生活には強風がつきもの。
そのため船上で着用されるPコードにとって、いかに風を防ぐかは重要なファクターでした。
Pコートにはダブルブレストにより、風の侵入を防ぐディテールが施されています。
また、左右どちらが上前でも前を締められる設計で、どこから風が吹いても対応出来る仕様になっていのも特徴です。
▼ 【英国海軍の名残あるボタン】【機能性の高いマフポケット】
英国海軍を思わせる碇(いかり)をあしらったボタンは、Pコートの特徴の1つ。
初期は木製の素材を使用していたようですが、現在はプラスティックや金属ボタンなど様々なものが使用されています。
碇マークが施されたボタンが、よりクラシックなPコートの特徴的ディテールと言えますね。
ハンド・ウォーマー・ポケットとも呼ばれ、手を温めることを主眼においた上着の両側から腹部の方に手をいれられるように作られたポケットの事。
手の出入りが快適に行えるように、縦に切り口が入ったデザインがクラッシクな雰囲気を醸し出します。
▼ 【高密度のウール素材】
Pコートに使用されるウール素材は「メルトン」という密度の高い、重厚感のある生地を使用しています。
メルトンの使用により風などの侵入を防ぎ、防寒機能を向上させています。
【流行に左右されない】
冬の定番アウターとして、昔から着られているピーコート。大人の男性にもおすすめのアイテムです。
ベーシックなデザインで流行り廃りがない点。
どんなアイテムとも合わせやすいため、カジュアルにも、きれいめにも自分好みのイメージを、簡単に取り入れることができます。
ビジネスシーンでも大活躍!
ピーコートといえば、学生時代に着ていた方も多いのでは? ちょっと子どもっぽいイメージがあると思われますが、実はスーツとも相性がいいんですよ。
定番アウターが活躍しそうな今年、ぜひチェックしてみては?