2021/08/20 13:07

アメカジファッションを語るうえで欠かせないのがワークウェアです。ワークウエアは労働階級の人たちが着用しており、理不尽な社会に抗う若者たちのシンボルともなりました。今回はウォバッシュストライプが美しく、しかもお求めやすい価格のワークカバーオールをご紹介します。


カバーオールの特徴

画像引用元:Pinterest

「カバーオール」とは、シャツジャケット型のワークジャケットの総称で、元はワークウェアになります。「カバーオール」の起源は、18世紀に誕生したとされており、当時の農夫や鉄道作業員、鉱山労働者などの多くの労働者の”作業着”として広く浸透していました。労働者が作業しやすいように作られた「カバーオール」は、生地には丈夫な素材が使われ、ものがたくさん入るような大きめのポケットがいくつもついており、ゆとりあるシルエットと、機能的な部分から現代のカジュアルウェアとしても高く認知されています。「Coverall」は英語では「つなぎ」のことを意味しますが、日本ではワークテイストの「シャツジャケット」のことを主に指すことが一般的です。また「カバーオール」は、「チョアジャケット」、「レイルロードジャケット」、「エンジニアジャケット」などと呼ばれたりもします。

ウォバッシュストライプとは

ウォバッシュとは、インディゴ生地に色を抜いて染める『抜染手法』と言う手間のかかる作業で行われていました。インディゴブルーに白のドットのストライプは見た目にも美しく、一説にはアメリカのインディアナ州にあるウォバッシュ川の、川の流れをイメージして作られたと言われています。ウォバッシュストライプと呼ばれる生地は、今は存在しないシュティーフェル社が最初に開発したと言われています。しかしながら大量生産には向いておらず、70年代以降は姿を消す幻の生地としても有名です。そのためヴィンテージのウォバッシュストライプを使ったシャツやボトムス、カバーオール等は高値で取引されています。

OKONKWO MFG.CO. ワークカバーオールのおすすめポイントを紹介!


一般的なカバーオールにしては着丈が短め。むしろジージャンに近い着丈になっているので、コーディネートに取り入れやすくなっています。フロントには動きやすさを意識し、プリーツが入っています。この特徴的なディテールから「プリーテッドブラウス」と呼ばれることもあります。装飾の役割に加えて、フロントを締めて着用した際の可動域も確保してくれます。左胸にはフラップ付きのポケット、右胸にはフラップなしのポケットがつき、左右非対称なのもワークウエアらしくていいですね!

背面にはウエスト部分のベルト(シンチバック)。ワークウェアとしての実用性を追求していたことが見て取れるデザインは、武骨な雰囲気を漂わせます。
ベルトが普及していなかった時にバックバックルがついたバックシンチがついた、ジーンズのウエストを諦めるために使われたアメカジ・ヴィンテージ好きのマストデティールですね。
ウォバッシュストライプと、シンプルなダック地タイプの2種類があります。お値段も1着1万円以下とお求めやすい価格!是非この機会にあなたのワードロープに加えてくださいね!