2017/01/06 14:51
謹んで初春のお喜びを申し上げます。
さて、新年いかがお過ごしでしょうか?
今日は流行のフライトジャケットのご紹介です。
ここ数年でMA-1人気が高まり、それに伴ってフライトジャケット人気も高まってきております。
ではここでB-15の歴史を簡単にご紹介しましょう。
◆第二次世界大戦当時、米陸軍航空隊は急激な牛や羊などの皮革資源の枯渇に直面しており皮革以外の素材を使用したフライトジャケットの開発を始動。
そして1944年、初のコットンジャケットでありながら、わずか9ヶ月余りでその使命を終えることになったB-10の後継として採用されたのがB-15。
しかし、このB-15の採用期間もわずか7ヶ月であった。
B-10からの変更箇所はポケットの形状もB-10が、A -2同様フラップ付きのパッチポケットだったのに対し、斜めのスラッシュポケットに改良。
正面のジッパーも、ジッパーのスライダーが首に干渉するのを防止するために右寄りにオフセットされている。
1944年11月にはB-15Aへと進化するが、そのB-15Aも採用期間はわずか10ヶ月であり、コットン製のフライトジャケットの歴史はここで終了することになる。
デュポン社の開発したナイロンを採用したL-2の登場から遅れること3ヶ月、1945年8月には陸軍航空隊史上初のナイロン製インターミディエイトゾーン(-10℃~+10℃)用フライトジャケットB-15Bが誕生する。
1951年には、1947年に陸軍航空隊より独立した米国空軍のシンボルカラーであるエアフォースブルーに染め上げられたB-15Cが登場、ジェット戦闘機時代への突入と朝鮮戦争という時代背景のもと、活躍することになる。
1953年、あらたな空軍のシンボルカラーであるセージグリーンを纏い、B-15シリーズの最終形となるB-15Dが登場する。B-15Dは、ディテールなどはB-15Cから変更されていない。
1954年、MA-1の登場により、12年に及ぶB-15シリーズはその歴史を終えることになる。
◆それではここから細かいデザインの説明です。
特徴は何といっても酸素マスクのホースを結合するためのものとして採用された、両胸につくレザーの三角タブです。
また両脇腹のループにはICSのコード(通信ケーブル)
ジップが真ん中ではなく右に寄ってるのがおわかりでしょうか?
チンストラップで防寒もバッチリです。
肩のAIRFORCEステンシル。
▼ 着丈も短く、軽くて暖かい!
もともと狭いコクピット内で作業するパイロットの為の戦闘服です。
機能性と防寒性を両立させたこのフライトジャケットはアメカジファンからは勿論ですが
昔からバイカー達にも愛された1着です。
動きやすくて、暖かく、しかも丈夫なフライトジャケットはマストですね。
CAB CLOTHING(キャブクロージング) B-15Aです。
ジッパーはCONMER社製。動きもスムーズです。
リブに小さな虫食いがありますが、コンディションはいい状態です。
アメカジ好きな方や、古着好きな方にオススメです。
使用感はありますが、着用に支障のあるダメージや汚れはありません。Bランクです。
サイズは36、Sサイズ程度です。
着丈 50cm(リブ含まず)
身幅 51cm
肩幅 45cm
袖丈 58cm(リブ含まず)
※画像が不鮮明などご質問、お問い合わせはお気軽にどうぞ。
※USEDですので使用感、汚れなどございますが、まだまだご愛用していただけます。
古着という事をご理解の上ご注文よろしくお願いします。